恵え崇そうの春しゅん江こう晩ばん景けい
竹ちく外がい桃とう花か三さん両りょうの枝えだ、春しゅん江こう水みず暖あたたかなるは鴨かも先まず知しる。蔞ろう蒿こう地ちに満みち蘆ろ芽が短みじかし、正まさに是これ河か豚とんの上のぼらんと欲ほっするの時とき。
竹林の向こうでは桃の花がいく枝か開いている。カモは誰よりも先に水の暖かさによって春の訪れを知る。ヨモギやアシが生えようとしている。フグが川を上ってくるころだ。